
07/04/2019
今年も冬が過ぎ、命あふれる穏やかな春がやって来ました。
ブンブンと小さな蜜蜂たちが、花に誘われて飛び回る姿は、自然のままでとても癒されますね。
当たり前のように来た春ですが、、、
実は、いくつもの困難をくぐり抜けた春となりました。
ひとつ、は雪と寒さ不足。
冬の間に雪が積もったり、凍てつく日がとても少なく、害虫や病気が越冬してしまうのでは、、、
と、心配をしていました。
それはこの果樹園の様に、薬を使わない事の弱点でもあります。
害虫や病気がいなくなるほど寒くなければ、春にどんどん出て来て、花や葉がやられて実がつけれなくなってしまいます。。。
幸い、春の直前ですが2度ほど寒の戻りで雪が降ってくれたので、すこし害虫がいなくなったかな、、、そんな気がします。
そしてふたつめは、、、
今年も蜜蜂が来てくれるのかな…?でした。
果樹園では人口受粉はしておらず、蜂たちに頼りっぱなしです。。。
と、言うことは、気候がおかしくなって蜂が少なくなる、あるいは周囲である種の農薬を散布されてしまうと、蜂がいなくなってしまうため、うまく受粉ができなくなってしまいます。。。
寒の戻りで雪が降ったので、実は害虫と一緒に蜜蜂もいなくなってしまったかな、、、
と、ちょっと心配していましたが、今年も無事にブンブンとやって来てくれました。
良かったです。。。ちょっとした奇跡に感謝。
そして3つめは、、、
霜に花がやられなかったことです。
寒の戻りなどで、遅い霜で花が凍りついたら、ほぼ全滅、実がつかないので、一番これが怖いですが、なんとか、なんとか花は耐えてくれました。
果樹園は、どんな些細なことでも実は全滅してしまう弱さがあります。。。だけどそれをちょっとずつ乗り越える、植物や生き物の命の強さが見れるのは、今の時期なので、その姿を果樹園に来て見てもらえるように、維持と管理を続けていきます。
生き物の力強さは、見ていていつも励みになります。
今年も皆様、よろしくお願いします♪