05/02/2016
005☆チラシ9000枚
テーマ:☆ざんぎ屋物語☆2010年~
裏面はメニューや地図などのお店の基本情報が片側半分に乗せた。クリスマスが近かったので、残り半分はクリスマスの特別メニュー丸どり揚げの予約告知を作った。
このチラシを11月の第一週のリビング新聞に折り込むことにした。リビング新聞は家庭に無料配布される主婦向けのフリーペーパーである。他にもショッパーなどいくつか似たような媒体があるが、夕食時のおかずでざんぎを食べてほしいと考え、主婦層に向けて広告したいとリビング新聞を選んだ。
町田駅周辺1km程度を配布エリアにすると、配布枚数は確か5万枚ぐらいだったと思う。お店を始めたばかりの僕にとって、5万枚という数字は全く想像できなかった。5万枚も配布したらたくさんのお客様が来て、対応できなくなったらどうしようって心配した。大体素人は必要ない心配をして、自分にブレーキを最初からかけてしまうものだ。こんな考えでは売れるものも売れやしない。やるときはけち臭くやってはダメだってことをこのときは判っていなかった。第一、チラシなどは1回では効果は出ないってことも知らなかった。閾値(しきいち)ってのがあって、ある情報を積み重ねていくと、あるラインを超えると急に効果が出てくるという、その一線のことだ。チラシなどは最たるもので、今はほぼ毎日スタッフみんなで手分けしてポスティングを実施しているが、団地などをポスティングするにしても、1回2回じゃ全く反応(注文)はない。でも、4回目をポスティングした次の日に急に3件注文が入ったりする。
5万枚の料金は結構高額だ。デザイン費+印刷費+折り込み費となる。勇気がでなくて、ざんぎ屋のある住所のみ9000枚を配布エリアとして、折り込みを頼んだ。それでも費用はたしか12万円以上になったと思う。いろいろと本を読んでの戦略のつもりだったが、やったことがないのでやはりイチかバチかの賭け的な気分でもあった。