Clicky

久保寺農園 Kubodera Farm

久保寺農園 Kubodera Farm 「人の力と少しの道具でできるシンプルな農業」をテーマにお野菜作りに?

神奈川県の西部、小田原市と二宮町に畑を持ち、「人の力と少しの道具でできるシンプルな農業」をテーマにお野菜作りに励んでいます。

年間50〜60種類のお野菜を育てており、季節毎の旬のお野菜を直接お客様にお届けしています。(詳細はWeb Pageにて)


http://www.kuboderafarm.com/

通常通り開く

今朝は雨後の快晴無風ということもあり、霜がよく育っていました。車のフロントガラスには、シダの葉状の窓霜、霜羊歯も見られました。付着する物体、気温や湿度によって様々な形を見せてくれる霜ですが、その微細な結晶構造に惹き付けられるような美しさを感...
28/01/2023

今朝は雨後の快晴無風ということもあり、霜がよく育っていました。

車のフロントガラスには、シダの葉状の窓霜、霜羊歯も見られました。

付着する物体、気温や湿度によって様々な形を見せてくれる霜ですが、その微細な結晶構造に惹き付けられるような美しさを感じます。

凍露と霜が織り成す冬の畑景色はとてもキレイなのでいつまでも浸っていたいものですが、朝の畑仕事は、野菜や土が冷たすぎて仕事が全然捗りませんから、すぐにうっとりしている場合ではないことに気付かされます(笑)

僕は景色や空間にすぐに浸る癖があるので、どの季節にも「あっ、いかんいかん、仕事仕事」となることがよくありますが、こういう遊びの時間が持てることに幸せを感じていたりもします。

写真は、約10年前の西尾道徳さんの環境保全型農業レポートからのものですが、今だからこそ抑えておきたいとても大切なことが書いてあるように思います。有機物が畑に蓄積し続けても、長期的な土壌炭素貯留には効果がないということです。このレポートを読ん...
26/01/2023

写真は、約10年前の西尾道徳さんの環境保全型農業レポートからのものですが、今だからこそ抑えておきたいとても大切なことが書いてあるように思います。

有機物が畑に蓄積し続けても、長期的な土壌炭素貯留には効果がないということです。

このレポートを読んで「すきこまない場合だったらどうなのだろうか??」「耕さない場合だったらどうのだろう??」というような考えが頭に浮かびましたが、不耕起栽培の場合においても炭素蓄積の効果が永続しないことは同様であることが、文中リンクの農水省の報告書に書いてありました。(以下『』内引用)

『不耕起栽培は、雑草の繁茂による除草労力や除草コストの増大、湿害の発生、粘 土質土壌における土壌孔隙率の低下等土壌物理性の悪化、水田における漏水等のデ メリットがあることから、我が国では、水稲、麦、大豆で不耕起栽培の実績はある ものの、総じて普及率は低く、普及面積の大きい麦であっても、その普及割合は1% 程度に過ぎない。

なお、近年、不耕起栽培に係る試験研究等が進み、一定の土壌条件、気象条件等 の下では、慣行栽培と同程度の収量水準が確保されるようになっているが、出芽・ 苗立の不安定性、地域の気象や土壌条件に合わせて、きめ細かな水管理や雑草防除 が必要となることから、現場への普及が進まない実態にある。こうした中、特に不 耕起栽培の中でも除草労力や除草コストの増大、湿害の発生等のデメリットがより 小さいと見込まれる省耕起栽培を中心とした普及について検討が必要である。

また、不耕起栽培によって表層土壌への土壌有機物の蓄積が増加するが、長期的 にはやがて年間に施用した炭素や窒素と同量の炭素や窒素が無機化される平衡状 態に達する。したがって、不耕起栽培は、短期的には炭素の土壌への蓄積を増加さ せるが、その蓄積効果は無限に持続するものではないことに留意する必要がある。』

と書いてあります。

また、同報告書内には、英国のローザムステッド研究所(旧ローザムステッ ド農業試験場)における 150 年を超える有機物連用試験のデータや、日本での約20年の堆肥連用試験のデータが図解されており、「有機物の投入が長期的な炭素蓄積にはつながらない」ということを示す裏付けとなっています。

「なるほど、そうなのか~」と思う一方で、「長期的には平衡状態に達する、という部分の理屈がいまいちよく分からない」とも思っていて、しっかり納得できていない自分がいます。

もう少し調べてみたり考えてみたり、人に聞いてみたりしながら解像度を上げていきたいと思います。

ここまで、注意点ばかりにフォーカスしているので一応言っておくと、僕はここで有機農業や不耕起栽培は環境貢献に効果がないということを伝えたい訳ではありません。

これらの農業技術が、適地においては土壌の物理性の改善に高い効果を示すとともに、土壌への炭素の貯留、生物多様性の保全等にも高い効果を有するこということは明白であり、そのことは同報告書内にも書かれています。

利点をより活かしながら、前に進んでいくための最適なルートを考えるためには、注意点の方にこそフォーカスした方がよいと考えていることから、僕はこういうことを積極的に取り上げたいと思いますし、このような情報をきっかけに、人と議論したりコミュニケーションしていけたら幸いだと思っています。

(僕自身がメリットを強く感じているプレイヤーなのにも関わらず、否定的だと勘違いされることがあるんですよね最近……(笑))

また、これは、長期的な土壌炭素蓄積量という視点で見た時の話であり、化学肥料を減らす為の技術として見た場合、その評価は全く違ったものになると思います。そういった、視点によっての違いを考えることは忘れないようにしたいと思います。

冒頭で述べた通り、ここで取り上げているのは10年前の記事やデータになりますが、僕が農業を始めた時の話であることを考えると、情報取得における自分の視野の狭さと偏りを実感します。

もっと洞察力を高めたいという欲求がわき上がります。

#西尾道徳#炭素貯留#土壌炭素#環境保全型農業 #有機栽培#久保寺農園

うちは配送用の野菜ボックスに季節のお花も一緒に詰めているのですが、この時期は、うちの手持ちのお花があまりないので、お花が足りなくなりそうなことを憂いていたりいます。とはいえ、販売している訳でもなく、お届けを約束しているものでもありませんので...
24/01/2023

うちは配送用の野菜ボックスに季節のお花も一緒に詰めているのですが、この時期は、うちの手持ちのお花があまりないので、お花が足りなくなりそうなことを憂いていたりいます。

とはいえ、販売している訳でもなく、お届けを約束しているものでもありませんので、野菜が足りなくなることよりは深刻度は低いものです。

そろそろ梅が咲き始めたり、マーガレットや水仙が咲き始めたりと、賑やかになってきそうですからもう少しの辛抱かな。

野菜たちももう少しで蕾や花が立ち上がり始める季節になります。

色鮮やかな花々が咲き誇り、畑に彩色が加わりはじめると、冬景色との明らかな違いもあってか、自然が生き生きと躍動しているかのように感じたりします。
そんな風景を見ていると、心が澄み、とても豊かな気持ちになります。

花と草の季節、たまらなく待ち遠しいです。

ハクサイダニ、今年もとても少ないです。個体数は数えられる気がしないので正確な数は分かりませんが、減少記録をさらに更新したことは確実だと思われます。一時、とても怯えていたことが嘘のように、もはや気になる虫でなくなってきています。「もしかしたら...
21/01/2023

ハクサイダニ、今年もとても少ないです。
個体数は数えられる気がしないので正確な数は分かりませんが、減少記録をさらに更新したことは確実だと思われます。

一時、とても怯えていたことが嘘のように、もはや気になる虫でなくなってきています。

「もしかしたら全国的にそうなのかな??」と思ってさらっと調べてみましたが、いまいちよく分かりませんでした。
しかし、僕の数年前に書いたハクサイダニ対策についての記事のPVが例年同様に今年も跳ね上がっていますので、変わらずに困っている人もそれなりに多いのであろうと推察しています。

先日、「カブリダニ(野菜に害を与えるダニの天敵)が畑に増えるとハクサイダニが減る傾向にあるのではないか??」という考察をされている方の話を研修生から教えてもらいましたが、もしそれが事実だとするならば、おそらくカブリダニが過ごしやすい環境であろう当園の畑で年々減少傾向にあることと辻褄が合います。

しかし、個人的には、「カブリダニはハクサイダニと違って冬の露地ではあまり動けないだろうな……」と考えますので、その説の可能性は大分低そうな気がしています。

「研究データあるかな??」と思ってざっと調べてみた所、対ナミハダニはありはするものの対ハクサイダニはありませんでした。

うーん、気になります。

それはそうと、農業マーケットでは、栽培に有益な天敵生物が生物農薬として販売されていたりします。

先述のカブリダニもそれに該当する生物になります。

草の種をまいて草を制すという緑肥技術やダニでダニを制すという天敵利用技術は素晴らしいものだと思う一方で、心の底から素晴らしいものであると思えない自分がいたりします。
それは、生物ベースの人為的な環境コントロールに何かしらの引っ掛かりを感じているからなのだろうと思います。

善意からの間違えた植林がもたらす生態系破壊のようなものと似たようなものを感じているのかもしれません。

もちろん、僕の考えの方が遥かに愚かで、最終的にそのコントロール技術が物凄く良い環境効果をもたらす可能性もあるでしょうし、人間都合で見るならば、是非そうなってほしいとどこかで願ってもいます。

しかし、環境に与えるインパクトの善悪はさておき、僕の現在の美的感覚に大きく外れていることだけは間違いなさそうなので、特定の効果を狙って生物を放つという農業技術を自分が積極的に利用したいとは思えないというお話です。

ただ、野菜栽培自体が特定の効果を狙って野菜という生物を野に放つという人為的環境コントロールの最たるものですから、僕の考えていることは矛盾だらけでもありますね(笑)

このような、いくら考えても永遠に解にはたどり着けないであろうことを考えるのは本当に面白いです。

人間は、自然の情報処理速度を追いきれるように設計されてはいないのだろうなとつくづく思います。

いつもお世話になっている方からの北海道土産で六花亭のチョコレートをいただいたことをきっかけに、最近、坂本直行さんの著作「原野から見た山」を読みました。以下(“ ”)内、冒頭の一文の引用になります。( “「山はどこから眺めても、またいつ眺めて...
19/01/2023

いつもお世話になっている方からの北海道土産で六花亭のチョコレートをいただいたことをきっかけに、最近、坂本直行さんの著作「原野から見た山」を読みました。

以下(“ ”)内、冒頭の一文の引用になります。

( “「山はどこから眺めても、またいつ眺めても美しいものだ、ということについて異 論をはさむ人はないだろう。

しかし登山者の眺める山とそうでない人の眺める山とでは、少しへだたりがある と思うし、あるのがあたりまえであると思う。勿論この両者は、各々ちがった美し さを山に対して感じているにちがいない。「山を知らん奴に山がわかってたまるか」 といううぬぼれはたしかに登山者共通のうれしいお目出度さのように思う。

登山者でないある僕の友人は

「俺だって登山者ではないが、山の美しさぐらいはわかるよ」

「そうか、だが惚れて眺める女の美しさと、無関心で眺める女の美しさとはちがっ たものである筈だよ」

「うんおめぇうめぇこというな」

「アバタもエクボというからな」” )

………

素朴でとても良い文章です。

今日はこの文章を題材に話を広げていこうと思います。

僕は山に関わる仕事をしていたことがあり、多くの登山者のお話を聞いてきたこともあって、この感覚がとてもよくわかります。
また、それと同時に、これは畑にも当てはまる話だなと思いました。

僕は、自分の考える畑の美しさを細部まで人に伝えることがあまり得意ではありません。
話し言葉、文章、絵、動き、伝達の表現方法には様々なものがあると思いますが、どの手段を使ってもやっぱり難しいと感じます。

しかし、同じような感覚を持って畑と向きあっている人の場合は、大した情報のやり取りをせずとも、その本質が共有できたりします。

結局、情報の本質や細部なんてものは、共有できる人には簡単にできるし、共有できない人にはどんなに頑張ってもできないものなのかもしれません。

「登山者の眺める山とそうでない人の眺める山にはへだたりがあることの方が自然である」という話と同じで、個人の価値観をいつでも誰にでも共有できる話しだと考える方がきっと不自然なことなのでしょう。

人は、言語情報より非言語情報から多くの情報を得ているという研究結果がありますが、それは人と人とのコミュニケーションのみならず、先述の例のように、山や畑のような自然物と人の間でも、複雑な情報のやり取りは頻繁に起こっていて、我々は、そういった情報に大きく影響を受けながら日々を過ごしているのであろうと想像しています。

生物学者の福岡伸一さんが山口周さんとの対談の中で、「物事の本質というものは、要素としてのモノ自体ではなく、モノとモノのあいだで織りなすコトにある」

とおっしゃっていましたが、そのことを思い出しました。

生物同士にせよ、生物と無生物との関係にせよ、情報のやり取りというやつは、自然の妙工同様、とてつもなく深く、未知と魅力に溢れているな~、としみじみ。

抜きたてのカブの香りにどこか癒やされるような感情を覚えています。写真の通り、カブのひげ根は土に食らい付く力が強く、その姿から、満ち溢れる生気のようなものを感じさせられます。季節ごとに変化する収穫したての素材から、香りや土の存在を感じとり、そ...
18/01/2023

抜きたてのカブの香りにどこか癒やされるような感情を覚えています。

写真の通り、カブのひげ根は土に食らい付く力が強く、その姿から、満ち溢れる生気のようなものを感じさせられます。

季節ごとに変化する収穫したての素材から、香りや土の存在を感じとり、その素材の魅力を活かせる調理法に思いを巡らせ、下処理や調理を楽しみ、料理の味覚に舌鼓を打つ。

そういったサイクル全体を指して言う「旬の美味しさを楽しむ」という行為は、とてもとても贅沢なものです。

風と雨がとても冷たい1日です。ここ数日、異様な温かさが続いていましたので、冬らしさが帰ってきてくれたことに心踊り、今日ははしゃいで外に出かけ、心地よい寒さと畑時間を堪能しました。僕は寒い季節に寒くないとどうも調子が狂います。畑では、連日の温...
16/01/2023

風と雨がとても冷たい1日です。
ここ数日、異様な温かさが続いていましたので、冬らしさが帰ってきてくれたことに心踊り、今日ははしゃいで外に出かけ、心地よい寒さと畑時間を堪能しました。

僕は寒い季節に寒くないとどうも調子が狂います。

畑では、連日の温かさと雨の影響もあってか、葉や花の動き始めがそこかしこで確認でき、春の訪れを感じさせてくれるような雰囲気すらあります。

早咲きの菜花品種も、もう間も無く収穫時期に入りそうです。

植物たちがゆっくり動き出す姿を眺め、のんびりとその動きを追いかけられる季節の畑時間はとても贅沢なものです。

僕は、身近な自然環境と共にゆっくりと流れていく時間を味わえることに豊かさを感じるのだと再確認します。

それは、なんでもないことや単純なことに対し、立ち止まっていられる時間がいつの間にか少なくなってきているからなのかもしれないなと思っています。

畑は、季節ごとに違った表情で僕に色々なことを教えてくれます。

先日、農仲間と、リグニンとキノコの話しに花が咲きました。個人的に興味のある分野の話しですし、そのことについて普段考えを巡らせていたり、勉強したりする機会も多いのですが、話していけば話していくほど、質問を受ければ受けるほど、結局何も分かってい...
13/01/2023

先日、農仲間と、リグニンとキノコの話しに花が咲きました。

個人的に興味のある分野の話しですし、そのことについて普段考えを巡らせていたり、勉強したりする機会も多いのですが、話していけば話していくほど、質問を受ければ受けるほど、結局何も分かっていない自分を認知し、興奮するような喜びを覚えました。

「知った気になっている」をちゃんと理解できた時、僕はいつも嬉しい気持ちになります。

言葉の意味や役割の大枠は抑えているからといって、分かった気になっていることがいかに多いかということに日々気づかされますが、人とのコミュニケーションや議論は、自分の無知度をつまびらかにしてくれることが多く、自尊心や自意識など、過剰に守っていても仕方がないであろう部分の防具を簡単に剥ぎ取ってくれることも多いので本当に良いなと思います。

それはそうと、この度のことをきっかけに色々と調べものをしていくなかで、世界最大の生き物はキノコということを知り、とても驚きました。

どこをベースにするかによっても変わるのかもしれませんが、最大の生物はシロナガスクジラだと思っていました。

オニナラタケというキノコの菌糸の大きさが、なんと推定7~9k㎡みたいで、重さ最大推定3万5000tだとかなんとか。
(600tだとか7000tだとか、情報に幅がありましたが、いずれにせよ凄まじいデカさです)

大木に共生したキノコが菌糸を伸ばし、周辺の小木に養分や情報を輸送するといったデリバリーシステムがあったり、環境適応やより良い生存のためにキノコ同士が信号やケミカルのやり取りをしていたりするということを考えると、「これだけ巨大な菌糸ネットワークでは一体どのようなやり取りが行われていて、その周辺の生物界にはどのような影響があるのだろうか??」などと考えてしまいます。

その大規模ネットワークのことに想像を巡らせるだけで、知的好奇心を激しく刺激され、ワクワクします。

写真は、stable diffusion で、プロンプト

「mycelium,decomposes,lignin,hyperrealistic」

と打ち込んで、生成された画像ですが、確かにそれっぽい。

白いのは菌糸かな??
むき出しになったセルロースかな??

こういう、意味や意義を求めない遊びの中に豊かさを感じます。

僕はそういう遊びの時間がとても好きですし、大きく見れば、僕にとっての農業は、そういうものと同じようなものとして向き合えているからこそ楽しみ続けていられるのだろうなと思っています。

人参がとてもよくできています。全体的にいつもより疎植気味(株間10㎝程度)に栽培したこともあって、「太り過ぎたり割れたりしてしまわないかな??」というような思いが頭の隅の方にありましたが、結果、いつもよりも歩留まり高そうです。昨年は、作物全...
12/01/2023

人参がとてもよくできています。

全体的にいつもより疎植気味(株間10㎝程度)に栽培したこともあって、「太り過ぎたり割れたりしてしまわないかな??」というような思いが頭の隅の方にありましたが、結果、いつもよりも歩留まり高そうです。

昨年は、作物全体に対し、適正株間や間引きのタイミングを考えなおして作業を組立てましたが、全体的に好結果も多いことから、「自分は今まで密植すぎ、間引き遅れすぎだったのかもしれない……」というような、初心者みたいなことを考えています。

「もう何年やっているんだ」という感じで、己の観察力とセンス不足に辟易しそうになりますが、その一方、基本の学び直しを実感できたことを大変嬉しく思っています。

それにしても、今日も晴天が気持ち良いです。

自家消費用の貯蔵じゃがいもたち、芽がニョキニョキです。そのフォルムから、もやしみたいに食べらそうな気すらしてきますが、食べたらえらいことになってしまいそうですから、それは止めておこうと思います。春に掘ったじゃがいもは、貯蔵温度をコントロール...
08/01/2023

自家消費用の貯蔵じゃがいもたち、芽がニョキニョキです。
そのフォルムから、もやしみたいに食べらそうな気すらしてきますが、食べたらえらいことになってしまいそうですから、それは止めておこうと思います。

春に掘ったじゃがいもは、貯蔵温度をコントロールせず、芽摘みもしないでこの時期までおいておくと、このような姿になってしまいますが、このしわしわになったじゃがいもの食味が僕はとても好きです。

皮を剥くのも手間がかかりますし、姿も姿ですから、売り物としてはお出ししていないのですが、とにかくもっちもっちで甘くて美味しいのです。

貯蔵の奥深さを感じさせられます。

プレミアム化された、2年熟成じゃがいもなんてものが世の中に存在している理由がよく理解できます。

それはそうと、じゃがいもたち、物凄い生命力です。

僕は、「生き物として見た時の野菜の力強さ」に、いつも気持ちの高揚感を覚えます。

息づく気配というかなんというか、野菜からそういうものを強く感じられるような瞬間が僕はとても好きです。

人間でも動物でも虫でも草でも菌でも「生き物の力強さに惹かれる」というような極シンプルな感情は、いつも僕を豊かな気持ちにさせてくれます。

明けましておめでとうございます。今日から仕事はじめです。年のはじめって「今年は何をしてやろうか」とか「何をやらないようにしてやろうか」みたいなことをついつい考えてしまいます。いくら考えた所で、正解が導き出せる訳でもないですし「これから先どう...
06/01/2023

明けましておめでとうございます。
今日から仕事はじめです。

年のはじめって「今年は何をしてやろうか」とか「何をやらないようにしてやろうか」みたいなことをついつい考えてしまいます。

いくら考えた所で、正解が導き出せる訳でもないですし「これから先どう生きていくことが最適解であるのか??」というようなことが分かる訳でもないのですが、他人や社会の声、義務などなど、時に自らの感性と真逆に働いてしまうことのある外部要因の持つ力になるべくうろたえないで生きていくために、自分の欲求を整理、棚卸しすることはとても大切なように思いますので、僕は節目節目で、今の自分にしっくりくる感情を再確認したり、やりたいこと、やりたくないことをざっくり書き出すようにしています。

それは、僕にとって、とても有意義な行為であり、どこかほっとできるような感覚があるので、そうするようにしています。

社会心理学に認知的不協和理論というものがありますが、これは、

「人は自分の思考と行動が一致していない時に、その不快感を解消するために、つじつま合わせや言い訳や自己正当化をしようとする」

という人間の心理傾向を説明した理論になります。

自分で完全に理解できている矛盾に対し、「試練だから」とか、「これは何か意味があることなんだ」などと考えてしまうことも該当しそうです。

この理論が示すように、それは人間の特性上、仕方がないことではあるのかもしれませんが、そのようなことを繰り返しすぎてしまうと、自分の本来主軸にしたいことを曖昧にしてしまうものです。

他人の価値観や己の義務について考えることも時に大切なのかもしれませんが、その影響を受けすぎた判断が基本になりすぎると、自分の本心で物事を考えることを忘れてしまいがちです。

僕はそのようなことが積み重なっていくと、「あれっ??自分は何がしたかったんだっけ??」とか「本来大切にしたいことって何だったんだっけ??」となってしまうことが多くなる傾向にあります。

感情が振り回されて、自分の感性の軸を見失っていると、僕はどうも心が落ちつきませんから、先述のようなケースになるべく陥らないように、節目節目で自分の欲求リストを作るようにしているという感じです。

毎度のことですが、自分は自分のことを全然コントロールできていないんだな~と痛感します。

そんな不器用な自分に暗い気持ちになったり無力感を覚えることも多いですが、そういう感情を覚えられるからこそ、相対的に、より明るい未来を強く想像することができたりもします。

ということで、2023年も、自分が現実的にイメージできる範囲の中で未来について前向きに考え続け、大好きな野菜作りに精を出していきますよ~。

野菜を通じて、今年も皆さまと喜びを共有することができましたら、これにまさる幸いはありません。

それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

皆さま、今年も一年ありがとうございましたm(_ _)m
31/12/2022

皆さま、今年も一年ありがとうございましたm(_ _)m

今年最後の畑仕事は芽キャベツの葉かきです。玉に光を当ててあげて玉肥大を促進させるための仕事になります。「日をたっぷり浴びて大きくなるんだよ~。」という感じですね。さて、話変わって、先日、とある農産物直売所で、芽キャベツが販売されていたのです...
26/12/2022

今年最後の畑仕事は芽キャベツの葉かきです。

玉に光を当ててあげて玉肥大を促進させるための仕事になります。

「日をたっぷり浴びて大きくなるんだよ~。」という感じですね。

さて、話変わって、先日、とある農産物直売所で、芽キャベツが販売されていたのですが、「芽キャベツは収穫に手間がかかるから高級な野菜なんです」という生産者コメントがついていました。

そんなことを考えたことなかったので、思わず、「本当かな?」と思ってしまいました。

そもそも大して作られていないだろうし、収穫時期も限られているだろうから、希少性の話なのかと思っていました。

また、以前、貿易統計をみた時に、芽キャベツは輸入額が増加傾向にあるというデータを見たような気もするので、そういう影響も少しはあるような気がしないでもありません。

そこで、最近何かと話題のChatGPTに「芽キャベツが高級な理由」を聞いてみました。

以下「」内 ChatGPT回答

「芽キャベツは、普通のキャベツよりも若くて、柔軟で、さらには栄養価が高いため、人気があり、市場では値段が高くなることがあります。また、芽キャベツは、生産量が少ないため、市場での供給が少なく、それが値段を上げる一因となっていることもあります。

また、芽キャベツは、健康志向の高い人や、健康的な食生活を志向する人たちに人気があります。このような人たちが多ければ、芽キャベツはより高い値段で販売されることがあります。

さらに、芽キャベツは、生産される地域が限られていることもあり、その地域での供給が少ない場合は、輸入されることもあります。輸入される場合は、運賃や植物保護施設の費用などが加わり、値段がより高くなることがあります。

つまり、芽キャベツが高級とされる理由は、そのような複数の要因が重なっているためです。」

”芽キャベツは普通のキャベツより若くて 柔軟で” (笑)

めちゃくちゃそれっぽい感じでトンチンカンなことを言い放ちながらも、文章として何となくまとまっているのがなんとも面白いです(笑)

的も大きく外していないような気がしますしね。どうでしょうか??

軸太の晩生千筋京水菜です。瑞々しく歯ごたえ抜群で、噛めば噛むほどに滲み出てくる旨味に圧倒されます。相対的にみて圧倒的に美味しい野菜の品種というのは、こういうもののことを言うのであろうと思っています。本当、最高です。
23/12/2022

軸太の晩生千筋京水菜です。
瑞々しく歯ごたえ抜群で、噛めば噛むほどに滲み出てくる旨味に圧倒されます。
相対的にみて圧倒的に美味しい野菜の品種というのは、こういうもののことを言うのであろうと思っています。
本当、最高です。

就農してからつい最近までの間、僕の手持ち農業機械は刈払い機のみでしたが、最近、小さな管理機を導入しました。理由は、スパイラルローターを使ってみたかったからです。(写真のアタッチメント)これは、基本的に除草用のアタッチメントになりますが、表土...
22/12/2022

就農してからつい最近までの間、僕の手持ち農業機械は刈払い機のみでしたが、最近、小さな管理機を導入しました。

理由は、スパイラルローターを使ってみたかったからです。(写真のアタッチメント)

これは、基本的に除草用のアタッチメントになりますが、表土1~2㎝くらいを削り取りながら根切り除草してくれるツールであることから、「鍬で表土を削って播き床を整える、という行為を機械化できちゃうかも?」と思ったことが導入のきっかけになります。

「今後、どこまでイメージ通りの結果が得られるのか??」ということに関しては、現時点でのサンプル数が少なすぎるので未知数ではありますが、何度か使用してみた感じ、明らかに今までよりできることが増えそうな気がしています。

欲を言えばもう少し重量と長さが欲しい所ですが、僕は人の体重よりも重たいものをなるべく畑に入れたくないという考えを持っていますので、その辺りには限りがありそうです。

今回、「大きく耕さない農業を、既存の機械でもう少し機械化できるようにしてみよう」と思ったことから着想を得ることにつながっていますが、そこにある核の思いは「これ使ってみたら面白そう」くらいのなんてことのないものだったりします。

余白と面白がる力は、良いアイデアに直結することが本当に多いような気がします。

使用感や生じた課題など、また報告しますね。

流行中の病にかかっていました。症状がそれなりのレベルだったこともあり、ここ一週間、何もできずただ寝込んでいました。今回、「もう寝ていることがつらい」という感覚を初めて知ったような気がします。それはそうと、また寝込んでしまいました。以前、体調...
19/12/2022

流行中の病にかかっていました。
症状がそれなりのレベルだったこともあり、ここ一週間、何もできずただ寝込んでいました。

今回、「もう寝ていることがつらい」という感覚を初めて知ったような気がします。

それはそうと、また寝込んでしまいました。
以前、体調を大きく崩して寝込んだのが10月下旬ですから、かなりのハイペースです。

農業生活を始めてから健康面での心配ごとは明らかに激減していましたし、僕は自分自身のことを「頑丈な体である方だ」という認識をしていたこともあり、今年のあまりの体調の崩しっぷりに若干自信を喪失しています。

体力が低下しているような感覚は一切ないのですが、体調のバランスを保つ機能や免疫機能など、色々と変化する年齢でもあるのでしょうかね。

体のメンテナンスの仕方や向き合い方を改変させなければならない時期に来ているのかもしれないということをこの度の経験から考えさせられています。

「僕はいつまで今のリズムで農業ができるのだろうか??」

今回、激しく弱った影響もあってか、そのような思考についつい陥ってしまいましたが、こういう時はセネカ的に考えるようにして、スパッと切り替えたいと思います。

「およそ惨めなものは、将来のことを不安に思って、不幸にならない前に不幸になっている心です。」(ルキウス・アンナエウス・セネカの言葉)

と、そんな不安感情の話はさておき、今日は約一週間ぶりに畑に行きましたが、もう嬉しくて嬉しくて、終始込み上げるような喜びを感じていました。

いつものように仕事できるという幸せを感じることができる幸せとでもいいましょうか。

頼りになる仲間が手助けしにきてくれたことも喜びに拍車をかけてくれました。

僕はいつも沢山の人に助けてもらって農業ができているんだよな、と改めて。

感謝に堪えません。

写真は早春(3月)採り予定の大根畝です。この作型は10月上旬播きなので、さつまいもを掘った後の畝を軽く整地し、種まきをしています。さつまいものつるは畝間にどかして、畝間で分解させるようにしていますが(大根左側のやつ)、つる残渣を積んだエリア...
13/12/2022

写真は早春(3月)採り予定の大根畝です。

この作型は10月上旬播きなので、さつまいもを掘った後の畝を軽く整地し、種まきをしています。

さつまいものつるは畝間にどかして、畝間で分解させるようにしていますが(大根左側のやつ)、つる残渣を積んだエリア付近は、翌春、明らかに肥えていることが多いので、例年、早春大根の後に続く野菜はとても育てやすい傾向にあると思っています。

さつまいもは葉や茎(つる)に、アゾスピリラムという共生菌がすみつき窒素固定を行うため、肥料分が少ない土でも良く育つ作物だと言われていますが、その共生菌のお陰様でもあるのかもしれないなと考察しております。

もしそうだったとしたらとても嬉しいことです。

落ち葉を集めるシーズンになりました。身近な自然環境から自然発生する、極めて利用しやすい天然資源を活かして農業を営もうとする「有機農業」という手法において、広葉樹の落ち葉はとても有益な材料となります。僕にとってもそれは例外ではありません。ただ...
11/12/2022

落ち葉を集めるシーズンになりました。

身近な自然環境から自然発生する、極めて利用しやすい天然資源を活かして農業を営もうとする「有機農業」という手法において、広葉樹の落ち葉はとても有益な材料となります。

僕にとってもそれは例外ではありません。

ただ、「自然の恵みだ、本当にありがたいな~」と思う一方で、この「落ち葉を集めて畑に移動」という行為に多少の違和感を覚えることがあります。

それは、いくら身近だからとはいえ「自然界では決してありえないであろう天然資源の局所的大移動」という、極めて人間都合の行為だと思うからです。

とはいえ、そんなことを考えていたら何もできなくなってしまいますから、それを否定的に捉えているわけでもありませんし、自分自身も大して気にしていませんし、どちらかというと好意的に捉えています。

しかし「それが果たして自分の自然感にとって望ましいものなのか?」ということは、僕自身が健やかに生きていこうとする上で、考えるに値する大きなテーマだったりします。

北村透谷が内部生命論の中で、「自然は不変なのに、それに対する人間の心が異なるから、自然はその趣を変える」というようなことを書いていますが、結局は、人間がどう捉えるかという部分に「人にとっての自然」というものの価値観が大きく規定されてしまうというのは今も昔も不変の事実であり、その是非はピンポイントの事象だけを取り上げて議論するべき対象ではないのだろうと思っています。

20世紀前半のアメリカで生まれたウィルダネス(原生自然)の保護という価値観のような文脈で自然を捉えるのであれば、人の手が入っていない自然こそが望ましい自然だと思いますので、人が落ち葉を拾いに行かない方がよいのかもしれませんし、その一方、里山のように、人の手が入ったことにより自然との共生が図られたような自然こそが守るべき自然だと捉えるのであれば、近くの落ち葉を拾って田畑で利用することの方が望ましい自然との向き合い方であったりするでしょう。

僕は南方熊楠の生態学としてのエコロジーの基本概念が示すような自然感に憧れを持っていたりしますので、そのような自然感をベースに成り立てるような現代版の農業の形を理想と考えている所がありますが、農業をすればするほど、そもそも農業は生態系の複雑性を破壊する産業なのだという事実を嫌というほどに目の前に突きつけられますので、その理想がどんどん遠ざかっていく感覚も覚えています。

「自然生態と人間社会(もはや自分かな?)の適切なバランスって一体なんなんだろうな~??」ということを、落ち葉拾いから考えさせられています。

それはそうと、落ち葉キレイだな〜。

先日の見学会でも話題にあがりましたが、不耕起型農業の育苗~定植の手法について質問を受ける機会が多いので、僕の現在の手法を簡単に書いておこうと思います。◼️基本超若苗定植。◼️果菜とネギ類以外は基本128穴トレーで。(ネギ類は地床か水稲の幼稚...
09/12/2022

先日の見学会でも話題にあがりましたが、不耕起型農業の育苗~定植の手法について質問を受ける機会が多いので、僕の現在の手法を簡単に書いておこうと思います。

◼️基本超若苗定植。

◼️果菜とネギ類以外は基本128穴トレーで。
(ネギ類は地床か水稲の幼稚用育苗箱にばらまき)

◼️果菜は基本7.5㎝ポットで根つまりしない程度まで。(うり類は9㎝)

基本的に小さいサイズで植え付けるのは、根の再生力(環境適応力&活着の速さ)という利点を活かしたいと考えているからです。

また、うちの畑は、定植前に直径20㎝くらいの範囲で表土は削るにせよ、基本的に大きく耕しませんので、土の中には作物にとっての障害物がかなり多い状態ということもあり、「土壌内の高い抵抗性を若さではね除けてやろう」というようなイメージを持ちながら、育苗~定植作業を進めることを前提としています。

確かなことではありませんが、スパルタの戦士のように、なるべく小さい内からハングリーな環境にならしておくことによる利点もかなりありそうな気がしている……という理由もあります。

これらの手法は、今まで色々と試してみた結果、「今の僕の手法&経営サイクルだと、なるべく若苗定植した方が良さそうだ」という経験則から今の所はそうしているというだけで、「誰にとってもの最善策にはなりえない」と思うことも多いので、参考程度に受け取ってもらえたら嬉しいです。

※写真は今年最終育苗のレタスです。
年明け後すぐ定植、3月採りの型になります。

今日は僕の恩師の一人、相原農場 の相原さんが研修生を引き連れて圃場見学にやってきました。「独立就農を志している人たち」の心情や不安、計画の断片をあれやこれやと聞かせてもらっているうちに、就農前の自分の感情を思いだし、なんだか懐かしい気持ちに...
08/12/2022

今日は僕の恩師の一人、相原農場 の相原さんが研修生を引き連れて圃場見学にやってきました。

「独立就農を志している人たち」の心情や不安、計画の断片をあれやこれやと聞かせてもらっているうちに、就農前の自分の感情を思いだし、なんだか懐かしい気持ちになりました。

おそらく恩師がいたこともあって、そのような感情が芽生えたのだろうと思っています。

脳医学的に、懐かしさを感じることで多幸感が高まりやすいという話しを聞いたことがありますが、この度のことから、「確かにそんな可能性もありそうだな…」と思うにいたっています。

僕は、深くノスタルジーに浸る機会がなかなかないので、このような感情の発現に喜びを覚えています。

皆さま、楽しい一時と喜びをありがとうございました。

今月の現代農業は浅耕、不耕起特集です。「時代は…」とは随分大袈裟な表現だなと思いましたが、注目されている量が少しずつ増えてきているというのは事実なのだろうなと思います。それは、僕の圃場に見学をしにくる人や問い合わせしてくる人の量の増加傾向か...
07/12/2022

今月の現代農業は浅耕、不耕起特集です。

「時代は…」とは随分大袈裟な表現だなと思いましたが、注目されている量が少しずつ増えてきているというのは事実なのだろうなと思います。

それは、僕の圃場に見学をしにくる人や問い合わせしてくる人の量の増加傾向からも容易に想像できるからです。

この辺の技術は、昨今の社会情勢も相まってか、僕が農業をはじめた10年前とは明らかに面白がられ方が変わってきている印象を持っています。

僕は、以前Blogで書いた通り、「現時点では、農業全体が急激に不耕起栽培のようなものに舵を切ることはあってほしくない」という思いを持っている一方で、「日本なりの解釈で生物性を活かした土壌管理を考え続けることの意義」にフォーカスすることはとても大切なことだろうと思っています。

個人的に思い入れのある分野のことですので、この度の特集、大変興味深く拝読しました。

とはいえ、ほんの少ししか紹介されていなかったので、欲をいえば、もっと掘り込んだ情報がほしいなと思いました。

今日は冬支度をしています。うちみたいな小さな規模でも被覆するのは手がかかるので、なるべくその量を少くしたい所ですが、翌年まで収穫を引っ張る畝については基本的に被覆するようにしています。ようやく冬らしい気候になってきましたね。
07/12/2022

今日は冬支度をしています。
うちみたいな小さな規模でも被覆するのは手がかかるので、なるべくその量を少くしたい所ですが、翌年まで収穫を引っ張る畝については基本的に被覆するようにしています。
ようやく冬らしい気候になってきましたね。

今年も干しいもを仕込みはじめました。今年は紅はるかが主役です。干し芋って製造工程にものすごく時間がかかるので、「大規模に製造されている所ってどうしているのだろう??」と思い、あれこれと調べてみましたが、ざっと見た感じ、選別や一度目の皮むき、...
06/12/2022

今年も干しいもを仕込みはじめました。

今年は紅はるかが主役です。

干し芋って製造工程にものすごく時間がかかるので、「大規模に製造されている所ってどうしているのだろう??」と思い、あれこれと調べてみましたが、ざっと見た感じ、選別や一度目の皮むき、乾燥など、一部の工程では機械化が進められていはするものの、実質ほとんど手作業で、革新的な効率化ができているという訳ではないのだな~という印象。

抽象的人間的労働が随分と費やされているようなので、値段が高くなってしまうことにも納得がいきます。

それでも、中にはめちゃくちゃ効率よくやっている人もいたりするのだろうな~。

今年の秋じゃがはお肌がとてもきれいです。生育期の前半で萎凋症状がかなりでてしまったこともあり、歩留まり率は激低ですし、今後の課題感は残りますが、質に関しては例年以上の結果がでていますので、「素直に喜べるポイントもある」という前向きな事実の方...
05/12/2022

今年の秋じゃがはお肌がとてもきれいです。

生育期の前半で萎凋症状がかなりでてしまったこともあり、歩留まり率は激低ですし、今後の課題感は残りますが、質に関しては例年以上の結果がでていますので、「素直に喜べるポイントもある」という前向きな事実の方にフォーカスしたいと思います。

日々、狙い通りにいかないことも多いですが、結果に対しての見る角度を少し調整するだけで、意味や本質、狙っていたことなんて全く気にならない領域を発見できたりするので、己の視点の選択幅について外側から考えることがもたらすポジ効果の面白さを感じています。

カリフラワー、カリフローレ、ブロッコリー、秋ジャガのニンニク炒め。
04/12/2022

カリフラワー、カリフローレ、ブロッコリー、秋ジャガのニンニク炒め。

お好み焼きが食べたくなって、昨日、市内のお店に行ってきたのですが、お店のスタッフとお客さんが以下のような会話をしていました。客「明日から急に寒くなるらしいね~。いやだね~。」スタッフ「やっと寒くなるよ~。寒くならないと白菜が美味しくならない...
01/12/2022

お好み焼きが食べたくなって、昨日、市内のお店に行ってきたのですが、お店のスタッフとお客さんが以下のような会話をしていました。


「明日から急に寒くなるらしいね~。いやだね~。」

スタッフ
「やっと寒くなるよ~。
寒くならないと白菜が美味しくならないからいい加減寒くなってもらわなきゃ困る。」

この会話の一片を聞いただけでも、このスタッフとはかなり良い会話ができそうなことがよく分かります(笑)

そう、白菜は寒くなるととても美味しくなるのです。

最近、農地を購入しようかと考えていて、今日、行政機関の方に時間を作っていただき相談をしてきました。今までの僕は、機械でも土地でも、物質を所有することは自由度を著しく低下させるものだと思っていましたので、農地の所有をデメリットとしてしか考えて...
30/11/2022

最近、農地を購入しようかと考えていて、今日、行政機関の方に時間を作っていただき相談をしてきました。

今までの僕は、機械でも土地でも、物質を所有することは自由度を著しく低下させるものだと思っていましたので、農地の所有をデメリットとしてしか考えていませんでした。

しかし最近は、新しくやりたいことや試してみたいことがでてきたこともあり、農地所有に対する気持ちが大きく変化しています。

また、共に進んでいけそうな人が次々と周りに増えてきていることも、気持ちの変化のきっかけの一つとなっています。

メリットとデメリット、二項対立の関係にあったものの価値が、ちょっとしたことをきっかけに一気に逆転したりするので、人生は本当に面白いなと思います。

このような、気持ちの逆転スイッチを認知した時に、生きていることに対してのリアリティーのようなものを感じたりします。

それはそうと、行政管理の農地売買リスト上には、僕にとっての優良農地がほぼありませんでした。

この件に関しては行政はあまり頼れなそうな気がしましたので、アプローチ方法を変えようと思いました。

引き続き、前向きに進めていこうと思います。

※写真は大根の畝です。
今時期の野菜たちが、冬草と交わっている風景が僕はとても好きです。

野菜が冬らしくなってきました。
29/11/2022

野菜が冬らしくなってきました。

栽培途中、計画通りにいかなかったことも多い今冬作ですが、結果的に今年も豊かな冬を過ごすことができそうです。もはや何にありがとうを言ったらよいのか分からないくらいになっていますが、とにかく、感謝の気持ちに溢れています。
28/11/2022

栽培途中、計画通りにいかなかったことも多い今冬作ですが、結果的に今年も豊かな冬を過ごすことができそうです。
もはや何にありがとうを言ったらよいのか分からないくらいになっていますが、とにかく、感謝の気持ちに溢れています。

先日、研修生との話の中で「人糞尿を肥料に使うことは禁じられている、という人もいる……」という話があがりました。僕の認識では「んなことはないだろう」という感じではありましたが、実際に法律上どうなっているのかは知りませんでしたし、大変興味深かっ...
26/11/2022

先日、研修生との話の中で「人糞尿を肥料に使うことは禁じられている、という人もいる……」という話があがりました。

僕の認識では「んなことはないだろう」という感じではありましたが、実際に法律上どうなっているのかは知りませんでしたし、大変興味深かったので、禁止情報の発端と現行の法律がどうなっているのかを調べてみました。

まず禁止情報の発端から。

「法的にも禁止された」という確かな情報は見つけられませんでしたが、GHQの影響や寄生虫の流行経験から、未だにそういう認識を持たれている方もいるのかもしれないなと思いました。(下記「」内 wikipediaから引用)

「ダグラス・マッカーサー率いるGHQは日本のサラダに人糞の細菌と寄生虫が多数混入していたため、日本政府に人糞肥料の中止を命じた。日本政府は「寄生虫予防会」を各市町村に作り、人糞肥料から化学肥料へと一大転換が行われた。しかし、1955年頃になっても学校の保健室には「よい子はなま野菜を食べないようにしましょう」といった表題のポスターが貼ってある状況だった。ただちに人糞肥料から化学肥料の使用へと完全移行した生産者は多くなかったのである。

肥料として用いる人糞は、そのまま使うと作物が根腐れするため、たいていは肥溜めに溜めて発酵させて利用する。ちなみに発酵中の物は非常に臭いが強く、さらに衛生害虫になるクロバエ類やニクバエ類、またカの中でも最も富栄養状態に適応したオオクロヤブカの発生源となるなどの問題があった。また、人糞肥料を媒介とした寄生虫の流行も問題となった。」

つい最近、寄生虫博物館で回虫の情報を取得していたので、とてもタイムリーな話です(笑)

で、現状の日本の法律上はどうなっているのか??、ということで、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」を確認してみました。

そうすると、

(ふん尿の使用方法の制限)

第十七条 ふん尿は、環境省令で定める基準に適合した方法によるのでなければ、肥料として使用してはならない。

と書いてありました。

なるほどなるほど。なんかダメっぽい雰囲気も。

で、次に、環境省令で定める基準というやつが何なのかを調べてみました(添付写真)

おっ、これを見ると、必ずしも禁じ手になっているという訳でもなさそう。

人の糞尿とは書いていませんが、し尿処理施設と書いてありますので、まぁ人の糞も該当するのだろうと思います。

しかし、(6)の「十分に覆土して」というのは解釈に大きな幅が出そうな表現です。

運用にあたっての留意点を調べてみても、「覆土には、耕土と十分に混和することを含むものであること」としか書いてありませんでした。

生の人糞尿だったとしても、土さえかけておけば肥料として畑にまいても全然大丈夫ともとれますね。

結構曖昧なものですね(笑)

まとめると、条件はあるにせよ、利用方法さえ守っていれば、人糞尿の肥料使用は法律上も禁止されている訳ではなさそうだということですね。

僕は別に人糞尿を肥料にしたいとは思っていませんが、「別に禁止されてはおらんだろう」と思っていたこともあり、なんだかスッキリしました(笑)

世の中の大多数の人は「騙してやろう」というような悪意を持って情報を流しているわけでもないと思いますし、自分も含め、人間は気をつけていても勘違いや解釈の齟齬が生じてしまいやすい生き物だとも思いますので、情報の歪みは何の世界でもおこることだとは思いますが、だからこそ、情報の出し手も受け手も、共有された情報について互いに再確認をし合うことが大切なのだろうと思います。

でも、小さな伝言ゲームでも驚くほど情報が歪んだりすることも多いので、それが社会規模ともなると、トンデモ情報みたいなものが生まれることの方がむしろ自然なことでもあるのでしょうけれど。

住所

Odawara-shi, Kanagawa

ウェブサイト

アラート

久保寺農園 Kubodera Farmがニュースとプロモを投稿した時に最初に知って当社にメールを送信する最初の人になりましょう。あなたのメールアドレスはその他の目的には使用されず、いつでもサブスクリプションを解除することができます。

事業に問い合わせをする

久保寺農園 Kubodera Farmにメッセージを送信:

ビデオ

カテゴリー

飲食サービス付近


近郊農業のその他Odawara-shi

すべて表示

コメント

お友達の農園でそれはそれは可愛くて美味しそうなジャガイモさんを購入させていただきました😁
愛を感じます🙏いただきます!
#キタアカリ
#メイクイーン
#久保寺農園
x

近郊農業のその他Odawara-shi (すべて表示)

タンジェリンクラブ まつき農園 SOMA Farm あきさわ園 青木園 すずき農園 Organic Farm Suzuki 角田あおぞら農場 Tsunoda Aozora Farm 市川農園