14/06/2026
雑言NO.1641
柴犬のミミは店では看板犬として誰にでも撫でられているが、家では家族の一員として人間と同じ存在感で暮らしている。家の中にはケージやベッドもないので、自分で気が向いたところに行って寝転ぶ。自分ではソファをベッドだと認識しているようで、いつも朝になると同じところで丸くなっている。
5月の連休に息子が帰ってきて8畳間に布団を敷いてそのままにしていたら、ミミが気に入って夜遅くなると自分で布団に行って寝るようになった。そのまま朝まで寝ていることもあって、私が起きて顔を洗っているとチャカチャカと爪の音を響かせ部屋から出てきて、大きなあくびを連発してソファにうずくまる。まるで人間と同じように暮らしている犬なのだ。
それでもこれからの季節は人間とは大きな違いがあって、全身の毛が抜けかわる恐るべき換毛期がやってくる。本人もかゆいようでしきりに体を掻くので、部屋中に細い毛が飛び散って毛玉が床を転がるようになる。毎日何度もブラシをかけてやっても追いつかない。人間が衛生センサーの感度を落として我慢するしかないのだ。
犬には人間が聞き取れない音を感知できる高性能な耳があるので、うまく利用させてもらっている。表の道路から誰かが家の通路に入ってくると、その足音はすぐにミミの耳が捉えるので教えてくれる。家族がそろっていないときは、帰ってきた車の音や足音を聞き分けて教えてくれる。一方で雷が鳴っても花火が上がっても、ミミは恐怖感が湧かないようでまったく反応しない。雷がガンガン近所に落ちていてもヘソを出して裏返しで寝ているので「ヘソをしまえ!」と𠮟られるくらいだ。
先週はミミが今後、重要な役割を果たせるかもしれないと思うことがあった。夜更けに近くを震源とする地震があって鋭くて大きな揺れがあった。その3時間ほど前にミミが落ち着かなくなって2~3分ごとに寝る場所を変えるようになった。なんか変だなと思って見ていたのだが、30分ほどして落ち着いた。その後に家から10㎞も離れていない場所を震源とする地震が起きた。偶然かもしれないが人間には感知できない何かを感じたのかもしれない、とおバカな飼い主は過大な期待をしてみたりするのだ。