丸秀醤油は、1,901年に佐賀市の嘉瀬扇町(現在の嘉瀬町)にて創業いたしました。
以来110年の間、佐賀の地で醤油作りをさせていただいております。
現在は13名の社員で、天然醸造という手作りにこだわった製法で日々醤油作りに取り組んでいます。
「天然醸造」? 聞きなれない言葉かもしれませんが、日本に昔から伝わる醤油の製造方法なんです。
私たちが作る『自然一醤油』はアミノ酸や添加物を一切加えず、麹菌が大豆や小麦を分解して、天然のうま味を作ってくれるまで約2年間じっくりと熟成させて作っています。
こうすることで、約300種類にもおよぶ香り成分が生まれ、素材の持ち味を何倍にも倍増させる醤油ができるのです。
私たちは創業以来110年間、この製法を守り続けてきました。
しかし最近は、アミノ酸を最初から加えて、3ヶ月ほどの熟成でうま味を出す「新式醸造」と呼ばれる製法が一般的になっています。
この製法は製造効率がよく、コストを抑えて大量生産することができるので今の時代に合った製法と言えるかもしれません。
実際に今ではほとんどの蔵元で「新式醸造」が主流になってきており「天然醸造」を続けているところは数えるほどしかなくなってきています。
でも、私たちは思います。
「このままでは本来の製法である天然醸造という日本の守るべき文化がなくなってしまうのではないだろうか」
「天然醸造を守り、次の世代、さらに次の世代へと伝承していくことが私たちの使命なのではないか」と。
そのような思いから、丸秀醤油は、ちょっと時代遅れかもしれませんがこれまでの100年も、そしてこれからも、時間の経つのをひたすら待って伝統の日本醤油の製法を守り続けていきたいと思っています。